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二胡で奏でる愛の詩、悠久のロマン
姜 建華は13歳で世界ツアーのステージに上がり、16歳で指揮者・小澤征爾やカラヤンを魅了。日本に渡り、ジャンルを超えたアーティストと共演し、唯一無二の音楽的宇宙を創りつづけてきました。姜 の演奏は聴衆の心を捉え、深い感動と勇気を与えてくれます。

●番組構成
1. 『姜 建華・楊 宝元デュオコンサート』
   二胡・中国琵琶
2. 『アジアのロマン日本の叙情』
   シルクロードの楽士達との編成。二胡・中国琵琶・中国笛・馬頭琴等
3. 『二胡で奏でる世界の名曲』
   二胡と西洋楽器編成。二胡・中国琵琶・チェロ・ピアノ等
姜 建華:ジャン・ジェンホア JIANG JIANHUA
中国の伝統楽器、二胡の第一人者で、世界的なアーティスト。上海に生まれ13歳から海外で活躍。1978年中国を訪れた小澤征爾が姜の演奏に感動し、ボストン響、サンフランシスコ響、ベルリン・フィルなどのソリストとに招き、高度なテクニックと深い芸術性の両面で高い評価を得た。坂本龍一、加古隆等との共演で幅広い活動を展開している。2003年、CD「故郷熱情」で日本ゴールドディスク大賞を受賞。

【プロフィール詳細】
中国上海に生まれる。10歳で二胡を伯父から学び、13歳よりヨーロッパをはじめ海外にて音楽活動を開始。北京中央音楽学院に学び、1986年副教授に任命される。
78年に指揮者・小澤征爾が中国訪問の際、彼女の演奏する「二泉映月」に感動し、彼の招請によりタングルウッド音楽祭に出演。さらに、ボストン交響楽団、サンフランシスコ交響楽団と共演し絶賛を浴びる。中国で初めての「国家一級演奏家」の称号を最年少で得る(86年)。サントリーホールの柿落としにて二胡協奏曲「風影」(安生慶作曲)を小澤征爾指揮、新日本フィルと共演(86年)。カザルスホールの柿落としで、ソロ・リサイタル(88年)。同年、「小澤征爾・子供と語る音楽会」でツィゴイネルワイゼンを演奏。この大成功にて作曲家服部良一より日本作曲家協会特別会員に推薦される。
小澤征爾指揮によるベルリンフィル定期演奏会にソリストとして出演(89年)。
上海交響楽団との『カーネギーホール100周年記念コンサート』をはじめとするアメリカ・ツアーにも大成功をおさめる(90年)。
日本国内ではほとんどの交響楽団との共演し、坂本龍一作曲「ラストエンペラー」コンサートへの出演。日本音楽集団、本篠秀太郎(三味線)りんけんバンド、林英哲、葉加瀬太郎、加古隆等と様々なアーティストと積極的に共演して二胡の音楽的可能性を追求し続けている。
02年、上海大劇院(中国)とオーチャードホール(日本)にて「日中国交正常化30周年記念コンサート」を満席の観客のもと成功させた。ビクターより7枚目のCD「故郷熱情」で『2003年日本ゴールドディスク大賞特別賞』を受賞。